金属アレルギーについて
なぜ金属でアレルギーが起こるのか?
金属から溶出した金属イオンが、体内のたんぱく質と結合し、その結果、新たなたんぱく質に変性します。体がそれを「異物」とみなすことによって、アレルギー反応が生じます。
ピアスやネックレス、ブレスレットなど、金属のアクセサリーが触れた皮膚にかゆみやかぶれ、湿疹などの症状が出ることがあります。
金属アレルギーの検査方法(パッチテスト)
パッチテストとは
かぶれなど長く続く皮膚炎の原因を調べるために行う検査です。赤くなったりかゆみを伴ったりした原因物質かもしれないものを皮膚の一部分に貼り付けて、経過を観察していきます。
パッチテストでは、金属・洗剤・ゴムなど日常に溢れているが普段検査しない成分を検査することができます。
検査方法
貼付2日後に剥がして、剥がしてから30分〜1時間後の反応で評価します。
金属アレルギー(口腔内)
口腔内の金属によるアレルギーをお持ちの方
歯科の場合、銀歯などの被せ物・詰め物などに含まれる金属成分でアレルギーを発症する場合があります。症状がなかなか治らないという場合、口の中の銀歯が原因という可能性もあります。また、口の中に金属を入れて数年後に発症することもあります。
当院は歯科(うえだ歯科クリニック)と連携している為、口腔内の金属アレルギーをお持ちの方は銀歯を白い歯に変えることができます。(保険適応可能)
※ただし、保険適応の条件がございます。
保険適応の条件
保険適応には条件がございます。下記内容をご確認ください。
ご不明な点ございましたらお問い合わせください。
- 第一小臼歯、第二小臼歯(真ん中の歯から数えて4番目、5番目の上下の歯)
- 第一大臼歯、第二大臼歯(真ん中の歯から数えて6番目、7番目の上下の歯)ただし「金属アレルギー」を有する場合
- 上下の第一大臼歯(真ん中の歯から数えて6番目の下の歯)で「第二大臼歯が4本残存」しており「過度な圧力がかからない」場合。
- 前歯と犬歯
口腔内の金属アレルギーの症状
- 口内炎が頻繁にできてしまう
- 舌がピリッと痛い
- 唇が赤く腫れ、ただれてしまう口唇炎や口角炎
- 口の周りや顔面に症状が現れる
- 頭痛やめまい、慢性的な肩凝り、脱毛に繋がることもある