口唇ヘルペス
口唇ヘルペスは、唇やその周りに小さな水ぶくれができる病気です。これは、ヘルペスウイルスというウイルスが原因で起こります。
口唇ヘルペスの主な症状
口唇ヘルペスの症状は、次のような順番で現れます。
①まず、唇やその周りがピリピリしたり、チクチクしたりします。
②次に、その部分が赤くなって腫れてきます。
③その後、小さな水ぶくれができます。
④最後に、水ぶくれがかさぶたになります。
この症状は、約1〜2週間続きます。最初の感染と再発では、症状が少し違うことがあります。
初めて感染したとき
- 唇や口の周りの広い範囲に水ぶくれができます。
- 熱が出たり、のどが痛くなったりすることもあります。
再発したとき
- 唇や口の周りの一部分だけに水ぶくれができます。
- 症状は軽くなることが多いです。
口唇ヘルペスの経過
口唇ヘルペスは、次のような経過をたどります。
①前兆(ぜんちょう)
- 唇がピリピリしたり、チクチクしたりします。
- これは数分から数時間続きます。
②発症
- 赤みや腫れが現れます。
- 前兆から約半日後に起こります。
③水ぶくれ
- 小さな水ぶくれができます。
- 発症から2〜3日後に現れます。
④かさぶた
- 水ぶくれが乾いてかさぶたになります。
- 1〜2週間かかります。
⑤治癒(ちゆ)
- かさぶたが取れて、元の皮膚に戻ります。
口唇ヘルペスの診断
次のようなことを確認して口唇ヘルペスかどうかを判断します。
①症状を見る
唇や口の周りの水ぶくれや赤みを確認します。
②症状の経過を聞く
いつからどんな症状があったかを聞きます。
③必要な場合は検査を行うこともあります。
当院で行なっている治療
口唇ヘルペスの治療には、主に薬を使います。
①塗り薬
- 軽い症状のときに使います。
- アシクロビルやビダラビンという薬を唇に塗ります。
②飲み薬
- 症状が重いときや、広い範囲に出たときに使います。
- ウイルスの増えるのを止める薬を飲みます。
大切なのは、お医者さんに処方してもらった薬を使うことです。市販の薬を使うと、効かなくなることがあるので注意が必要です。
日常生活で気をつけること
- 口唇ヘルペスは、一度かかると完全には治りません。ウイルスは体の中に隠れていて、体が弱ったときに再び症状が出ることがあります。
- 再発を防ぐには、十分な睡眠をとり、ストレスを減らすことが大切です。
口唇ヘルペスは感染する病気なので、次のことに気をつけましょう。
- 水ぶくれに触らないようにする。
- 手をよく洗う。
- タオルや食器を他の人と共有しない。
口唇ヘルペスは、多くの人がかかる病気です。正しい知識を持って、上手に付き合っていくことが大切です。